食品サンプル作りの樹脂成型の仕方をまとめました。
この前段階の型の取りかたについてはコチラ→(食品サンプルの作り方~型の取り方~前編)
食品サンプルの作り方~樹脂成型の仕方~に準備するもの
- シリコンで作った食品サンプルの型
- ウレタン樹脂A剤B剤
- ウレタン樹脂着色用顔料
- 紙コップ
- ステンレスマドラー
- はかり
(分からないものがあるときは食品サンプル作りに使う材料まとめをご覧ください。)
ウレタン樹脂の量を量る
食品サンプル本体となるウレタン樹脂をA剤、B剤をそれぞれ別の紙コップに同じ量を準備します。(画像をクリックすると販売ページに飛びます。)
例えば、100g分のウレタン樹脂を成型する(100gくらいの大きさの食品サンプルを作る)のならそれぞれ50gづつはかりいれます。
最終的にはひとつの紙コップに入る量までにしておきましょう。
僕は初めてのとき足りなくなったら嫌だな~と思い、多めに150gずついれたら後でひとつの紙コップに収まりきらず
- こぼれる
- 比率がおかしくなって硬化不良が起きる
- 片付けが大変
という事態になってしまいました。
しかも、ウレタン樹脂は低温でも危険なものなのでご注意ください。
ウレタン樹脂に食品サンプルの色を付ける
先ほど2つのコップに分けたウレタン樹脂のA剤かB剤どちらかを「ウレタン樹脂着色用顔料」で着色します。
色は食品サンプルにしたい食品全体の中で「一番薄い色の部分の色」に着色します。
顔料を入れるときは、ウレタン樹脂に水分が混じると硬化不良を起こすのでわりばしではなくステンレスマドラーなどを使いましょう。(わりばしには木の水分が含まれています。)
着色完了。こんなイメージです。
ウレタン樹脂をかき混ぜる
ウレタン樹脂A剤とB剤をひとつのコップに移し、30秒~1分程度かき混ぜ合わせます。
このときもわりばしではなくステンレスマドラーがいいです。
シリコン型に流し込む
シリコン型に流し込みます。
かき混ぜたらすぐに流し込みましょう。
もたもたしてると紙コップ型に固まってしまいます。
ウレタン樹脂硬化を待つ
10分程ウレタン樹脂が硬化するのを待ちます。硬化中は熱を発するので触らないように気をつけましょう。
硬化すると思ったのと違う色になってしまうかもしれませんが、何度かやってみて顔料での色づけのコツを掴みましょう。
個人的には液体の状態の時よりも少し白くなるかなと思っています。
食品サンプルを取り出す
ウレタン樹脂の硬化が完全に終わったら型からゆっくり取り外します。
外すときはシリコン型が壊れないように注意しましょう。(とはいえ無限に使えるものではありませんが)
苦労してつくったシリコン型を1回で駄目にするのは勿体ないです。
食品サンプル樹脂成型版完成
ひとまずこれで食品サンプル樹脂成型は完了です。
かなり食品サンプルらしくなってきました。
あとは色を付けるだけです。
クッキー等モノによってはもう完成って言ってもいいかもしれません。